命の約束 第四章 神様の正体(4)私という存在の正体

スピリットファースト

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第一章 人生の終わり
(1)2013年2月25日 早朝
(2)夢の中で・・・
(3)朝起きると死んでいました。
(4)死神?
(5)死んでも死なない?
(6)葬式の日
(7)生まれ変わっても一緒になりましょう

第二章 本当の終活
(1)神様って本当にいるの?
(2)運命の地図
3)生まれる前に決めてきたこと
(4)運命の地図が教えてくれること
(5)自分の最期を選択する
(6)地図を移行するチャンス
(7)愛の奇跡

第三章 戦いの終わり
(1)憎しみを引き受けてくれた人
(2)傷だらけの木
(3)癒された木
(4)真っ暗闇に落ちて

第四章 神様の正体
(1)神様がいる場所
(2)神様との対面
(3)人生の目的

 

第四章 神様の正体

私という存在の正体

レイと私は、顔をあげ再び鏡を見た。

そこに映ったのは、生きていた頃の私の姿だった。

そして、その鏡の向こうの私はこう言った。

 

*******************************************

汝、己が神であることを知れ。

神とは、我(が)を超えて限りなく広がる

愛という波であり、

幸福という波であり、

自由で慈しみ深き波である。

*******************************************

 

私は、優しく語りかけてくれている神様の声に聞き覚えがあることに気づいた。

その声は、いつも私を導いてくれた心の声。

そしてそれは・・・紛れもなく私自身の声だった。

神様は、さらに続けた。

 

*******************************************

この世にあるものすべて、汝も、隣人も、

すべてが神であると知れ。

神とは、愛であり、幸福であり、

空であり、宇宙そのものである。

さらば、己を蔑む(さげすむ)ことなく、

この世の全てを敬い、己の全てを敬うべし。

*******************************************

 

そう言って、鏡の中の私は、もう一度まばゆい光を放ち、消えていった。

レイは、呆然と立ち尽くす私の肩をポンッと叩いた。

 

「自分が何者か、わかりました?」

「う、うん。」

「これが、宇宙の真理であり、答えです。

ここは、あなたの一番神聖な場所であり、意識の源なんです。

そして、その意識の源こそが、神様なんですよ。」

「この一番神聖な場所に、足を踏み入れるとき、

入り口でレイは、自分が立ち入れない聖域だって言ったよね。

だから、一人で行っておいでって言った。

でも、今レイは、ここに一緒にいる。

この一番神聖な場所、意識の源は、レイの神聖な場所でもあるってこと?

レイの意識の源でもあるっていうこと?」

「さすが! その通りです。ここは、僕だけじゃない、すべての存在の源なんです。

ただ、ここに来るまでの道は、一人で進まなきゃならない。

お互いが立ち入れない領域なんです。

でも、一旦ここにたどり着くと、こうしてここで会えるんですよ。

ここで僕たちは生まれ、いずれここに帰ってくる。

そして、それは肉体があるなしに関係ない。

神様はこうして、いつでも、僕たちの意識の根底に存在していて、

僕たちの世界を愛あるものにするために、見守り、

いつでも愛という力をくれているんです。

ここに来るまでの間に、あなたに襲いかかってきた疑いの声や恐れの声や、

あなたや他人を否定する声は、エゴの声でした。

神様は、あなたを責めることなどありませんし、

あなたを罰することもありませんし、

あなたを見捨てることも、苦しめることも、傷つけることもありません。

いつでもどんな時も、あなたを守り、あなたを許し、

あなたを受け入れ、あなたを愛し、あなたを癒し、

あなたにとって最高のものを与えてくれます。

神様は、あなた自身ですから、

つまり、自分自身を守り、許し、受け入れ、愛し、癒し、

最高のものをあなた自身に与えようとする意識こそが、

真のあなた、本当の自分ということです。

 

神様を信じないというのはつまり、自分の存在を信じないのと同じなんです。

自分の存在を信じていないと自分が何者かわからないから、人は偽物の自分を作り出します。

しかも、すっごく無力で罪深い小さな自分像を作り出すんです。

それがエゴです。

その偽物の自分像エゴのせいで世の中は混乱しています。

世界は恐れでいっぱいの場所になってしまうんです。

貧困も争いもなくならないのはそのためです。

みんなが、ここへ帰ってこれたら、世界は愛でいっぱいの豊かな世界になります。

僕たちレインボーチルドレンは、それを成し遂げるために生まれる魂なんです。

もうすでに、仲間たちは次々に生まれています。

この真理を知らない大人たちが恐れから邪魔をしないでさえいてくれたら、

きっとこれから、世界はどんどんよくなるはずです。」

 

レイの話を聞いて、残してきた愛する人たちのことを思った。

愛する人たちには、愛でいっぱいの豊かな世界で生きてほしい。

おそらく、何をみるのか、何を信じるのかで、

自分が生きる世界が、愛ある世界になるか、恐れと疑いに満ちた世界になるかが決まるんだ。

ここに向かって飛び込んだ時、あの暗闇の中で見せられた地獄を真実だと思ってしまう。

その先にある光を見れなくなってしまう。

私たちの意識の源が幻想によって隠され、暗闇の中で苦しめられる。

そんな世界を創造してしまう。

私たちの意識の源は闇ではなく、光だということをみんなに伝えなければと私は思った。

 

「そのことをみんなに伝えなきゃ」

私がそう言うと、レイはニヤッと笑ってこう言った。

「大丈夫、それはもう計画済みです。

あなたの長女さんがその役を引き受けてくれましたよ。

それに、長女さんの他にもたくさんの人が世界中でそれを叫んでいます。」

「え?あの子はそのことを知っているの?」

「はい。そのために彼女は、ずっと必要な学びを続けていました。

本人の気づかないところで。

彼女のガイドと彼女の魂がそれを選んで、彼女自身を導いていますから間違いありません。

きっと彼女は、私たちの旅を本にして世界に届けてくれると思いますよ」

 

そうなんだ・・・。

私は、生きている頃、こんなことを言う人たちを軽蔑していた。

訳のわからないことを言う怪しい人たちだと一線を引いていたのだ。

でも、彼らは怯むことなく誰も信じてくれなくても

ひたすらに自分のミッションを果たすために導かれるまま生きていたんだ。

でももしかしたら、そんなことを信じなかった私さえも、

彼らの学びをより現実化し、具体化し、

噛み砕き分かりやすく伝える必要性を与えていたのかもしれない。

つまりは、誰一人として、無駄な役をを担っている人はいなかった。

 

お金持ちの人も貧乏な人も、

健康な人も病気の人も、

迷惑をかける人もかけられる人も、

犯罪に手を染める人もそれを裁く人も、

世話をする人もされる人も、

養う人も養われる人も、

それぞれがお互いのために存在し、

愛を学び、愛を理解し、愛を表現し、愛を生きるために、それぞれその役割を果たしていた。

目の前にいる理解し難い人というのは、

自分が引き受けたくなかった役割を引き受けてくれている人なのかもしれない。

そして、その相手の体験や学びもまた、全体でみれば自分の体験や学びとなる。

源はみんな同じで、全ては愛から生まれたのだから、

実は損な役割を担った人こそが尊いのかもしれない。

姑の様に敢えて憎しみを引き受けてくれた人がいてくれたから

人は闇の中から光を見出し、愛にたどり着くのかもしれない。

 

私たちがお互いにそれに気づくことができれば、二極の戦いは終わり、

私たちは本来の愛である自分を思い出し救われるんじゃないだろうか。

そしていつしか、憎まれ役も恨まれ役も裁かれ役も助けが必要な弱者の役も必要がなくなる。

皆が思う存分、本来の愛である自分、神である自分を謳歌するあの世界が実現するのだ。

 

正直長女は、理解不能だった。

けれど彼女にも大切な役割があった。

私の話を書いて真理を伝えるなんて役割、生きている頃の私が理解できるはずもないよね。

きっと、夫にも次女にも義弟にもそれぞれ役割があるんだ。

もしかしたら、私が突然死ぬことも役割だったのかもしれない。

人の生と死というのは、自分一人の体験ではなく、

あの完璧な愛で成り立つ世界を創るために絶妙に仕組まれた目的のある儀式なのかもしれない。

 

それが腑に落ちた瞬間、私の意識はパンっと弾けて、

急に「私」から「私たち」という全体の意識へとどんどん広がり溶けていった。

 

メンタル・ライフコーチ 大津 真美

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長崎大学教育学部小学校教員養成課程(教育心理学専攻)卒業後、福岡県久留米市内の精神科病院にて心理士として一年半勤務。その後、セラピストとして10年活動しイン...

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