命の約束 第四章 神様の正体(2)神様との対面

スピリットファースト

プロローグ (1) (2)

第一章 人生の終わり
(1)2013年2月25日 早朝
(2)夢の中で・・・
(3)朝起きると死んでいました。
(4)死神?
(5)死んでも死なない?
(6)葬式の日
(7)生まれ変わっても一緒になりましょう

第二章 本当の終活
(1)神様って本当にいるの?
(2)運命の地図
3)生まれる前に決めてきたこと
(4)運命の地図が教えてくれること
(5)自分の最期を選択する
(6)地図を移行するチャンス
(7)愛の奇跡

第三章 戦いの終わり
(1)憎しみを引き受けてくれた人
(2)傷だらけの木
(3)癒された木
(4)真っ暗闇に落ちて

第四章 神様の正体
(1)神様がいる場所

第四章 神様との対面

2.神様との対面

どれくらい歩いただろう?

結構な時間歩いているのに、なかなか光にたどり着けない。

追いつかれないように一緒になって動いてる?っていうくらい、

その距離は縮まる気配はなく、余計に遠のいているようにさえ感じた。

これは、このまま追いかけてもキリがない。

何か他の方法はないのだろうか?

 

「どうしたらいい? 一生懸命追いかけてるのに、光が逃げちゃう」

 

気づけば私は、自分自身に相談していた。

あたりに頼る人はいない。私は自分自身に頼るしかなかったのだ。

すると、すぐにこんな答えがふわっと返ってきた。

 

「追いかけちゃダメだよ。追いかけると、いつまでたっても神様には会えない。

神様は、追いかけられるのが嫌いなの。

でも、呼んだら来てくれるから、追うのはやめて立ち止まってこう言ってみて。

『あなたに会いに来ました。あなたの姿を見せてください』って」

 

不思議だ。自分に問いかけるとちゃんと答えが自分の中から返ってくる。

しかも、迷いのない確信に満ちた答えだ。

私は、その言葉を信頼することにした。

つまり、自分自身を信頼することにしたのだ。

 

「神様。私はあなたに会いにここにきました。あなたの姿を見せてください。」

 

声を出してそう呟きながら、ふと思った。そうか・・・。

求めよ、さらば与えられん・・・か。

 

すると、遠くでキラリキラリとリズミカルに動いていた光が、スーッとこちらに近づき始めた!

ゆっくりと近づく光を見て私はドキドキした。

いよいよ神様と対面するのだから、ドキドキしない方がおかしいだろう。

 

 ついに対面だ! どうしよう・・・。何を話したらいいのだろう・・・。

神様はやっぱり、白いひげを生やしたおじいさんなんだろうか???

神様の姿を想像しながら、近づいてくる光を待っていると、次第に光の正体が見えてきた。

 

「ん???? こ、これは・・・」

 

それは目の前まできてピタリと止まった。

その光の正体を知って、私は拍子抜けした。

 

「か、鏡?」

 

リズミカルに光っていたのは何と鏡だった。

神社などによく祀られている丸い小さな鏡が宙に浮いていてたのだ。

この鏡の向こうに神様がいるのだろうか。

ドラえもんのどこでもドアのように、神様に続く入口だったりして・・・。

それにしても、それでは小さすぎる。

ならば、この鏡に神様が映るというのか・・・。

鏡越しに神様とご対面?

 

そう思って私は、ちょっと背筋を伸ばして鏡の前に立ってみた。

でも、鏡は、神様ではなく生きていた頃の私を映し出した。

「なんだ、普通の鏡か。」

鏡に映った自分を見てがっかりしていると、また内側から声が聞こえてきた。

「鏡に触れてみて」

そうか! 鏡に触れることで神様と繋がれるのね!

私は、大きく深呼吸して、自分が映った鏡にそっと触れてみた。

 

すると、鏡が急に曇りだして私の姿は見えなくなった。

そしてしばらくすると、鏡の中には籠の中ですやすやと眠る赤ちゃんが現れた。

私は赤ちゃんが大好きだったから、一気に緊張がほぐれて顔がデレデレになった。

赤ちゃんは、見ているだけで優しい気持ちにしてくれる。

赤ちゃんって、そこにいるだけでみんなを笑顔にするんだよね。

みんなを幸せにして、みんなに愛を与えてくれる。

私は、鏡の中の赤ちゃんが愛おしくてたまらなくなった。

赤ちゃんも、神様って言えば神様だよね。

みんなに幸せを運ぶ神様だ。

「可愛いね。いい子だね。」

そう言って、鏡に触れるとまた突然鏡が曇って赤ちゃんは消えてしまった。

そして、今度は、3歳くらいの女の子が現れ、そしてすぐに消えた。

どうやらさっきの子が大きくなった姿のようだった。

 

ん? これって・・・。

 

3歳の女の子が消えると、今度は、7歳くらいの小学生が現れた。

そうだ・・・これってやっぱり・・・私じゃないか。

そこに映っているのは、間違いなく幼い頃の私だった。

鏡に映し出される私は、それから中学生、高校生、二十歳と大きくなり、

結婚、出産と人生の大イベントで幸せそうに笑う、若かりし日の私になり、

それから、少しずつ歳をとって、やっとこの人生を終えた時の私が映し出された。

 

鏡に映し出されるこの人生を生きた私をみていると、

本当に幸せだったんだなって改めて自覚した。

映し出されるどの自分もなんだか、すごく愛おしかった。

 

そんなことを思いながら鏡に映る自分を見ていると、

また鏡が曇ってその姿を消し、

今度は突然目を開けていられないほどの光が、鏡の中に現れた。

つ、ついに神様登場か?

 

メンタル・ライフコーチ 大津 真美

301 views

長崎大学教育学部小学校教員養成課程(教育心理学専攻)卒業後、福岡県久留米市内の精神科病院にて心理士として一年半勤務。その後、セラピストとして10年活動しイン...

プロフィール

7日間無料メールコーチング

心と体と魂を解放する♥
7日間無料メールコーチング♪ 
読者登録フォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。