命の約束 第二章 本当の終活(4)運命の地図が教えてくれること

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第一章 人生の終わり
(1)2013年2月25日 早朝
(2)夢の中で・・・
(3)朝起きると死んでいました。
(4)死神?
(5)死んでも死なない?
(6)葬式の日
(7)生まれ変わっても一緒になりましょう

第二章 本当の終活
(1)神様って本当にいるの?
(2)運命の地図
3)生まれる前に決めてきたこと

 

第二章 本当の終活

4 運命の地図が教えてくれること

 

私は、レイの隣に山積みにされた地図を見ながら、彼の話を理解した。

そっか、私は、この地図の中の一枚を生きていたのか・・・。

私が現実だと思っていたのは、この地図上の世界だったんだ。

 

でも待って!!!

さっき、レイが一枚だけ取り出したこの地図!!

ここでは、62歳の私は、まだこの地図の上にいる。

まだ死んでないじゃない!

ゴールを見ると、94歳で家族に見守られながら人生を終えることになっている。

 

「ねえ、レイ?さっきレイが取り出したこの地図間違ってるよ?

私は62歳で死んだのに、この地図では、94歳まで生きることになってる。

なぜ?

この地図が間違っているの?

それとも、私の死が間違いだったの?」

「どちらも間違いではありませよ。

あなたは、生まれてくる前に、一応、この地図で行こう!って決めてきたんです。

でも実際は、途中で違う地図へ移行しました。

自分の意思で・・・。その移行した地図が、これです。」

レイは、そう言って、地図の山から一際明るく金色に輝く地図を一枚引っ張り出して見せてくれた。

明らかに、他の地図とは違っていた。

ペラっと地図の山から引っ張り出すと同時に、金色の光の粉があたりに舞い散るのだ。

なんだか、特別な地図のような気がした。

 

「綺麗でしょ? これがあなたが実際に生きた運命の地図です。

生まれてくる前に決めてきた地図を生きていたら、94歳まで生きることができたのに、

あなたはどうやら、それを捨ててこちらの地図を選んだようですね。

最初に決めた運命の地図を生きていたのは20代の前半頃までのようです。

ほら、ここで最初の地図から、この地図に移行しています。わかりますか?」

 

レイは、二つの地図を重ねて透かして見せてくれた。

20代前半のある時点で、二枚の地図はぴったりと重なり、

それ以降、交わるところはないくらいバラバラの道になっていた。

 

「ここで、地図を移行したのは、私の選択?」

「そうですよ。あなたの選択です。

でも、今ここでもし、これまでの人生ではなく、

最初の地図の方が良かったと思うのならば、

この分岐点に戻って、当時のあなたに違う選択を促すことができます。」

「え?それって、一回終わった人生の最後を、今から選べるってこと?」

「はい、そうです。この二枚の地図だけでなくて、今から全ての地図の結末を見て、

その中からあなたが一番幸せだと思う結末を選ぶことだってできます。

それで、その望む結末の地図にたどり着くために、

いくつかの重要な分岐点まで戻り、選択する道を伝えることができるのです。

そうやってあなたは、自分にとって最幸の人生を生き直すことができます。

ただし、人生の中には、どうしても避けては通れない出来事というものがあります。

それは、どの地図を生きていたとしても必ず起こることです。

そして、それはあなたの人生の目的ととても深く関わっています。

その出来事での学びや選択によっても、移行する運命の地図が決まってきます。

ですから、結果的に人生の結末も変わってきます。

避けては通れないこと、それが宿命です。

宿命は変えられないけれど、

運命はその宿命をどう受け止めるか、

乗り越えられるかで変えることが出来ます。

宿命と運命の違い、わかりますか?」

 

「うん、何となくわかる。

でも、人生が終わった今、このたくさんある運命の地図から

一番幸せな結末を選んでやり直せるっていうことは、

それって何度も人生のやり直しが利くっていうこと?

もしそうなると途中でリセットしてやり直したくなる人もいるんじゃないかな。

人生をやり直したいっていう人、たくさんいるでしょう? 」

 

「そうですね。だけど、人生をやり直すために、わざわざ途中で死ぬ必要はありません。

途中でリタイヤしたら、今回のように最後まで生き抜いた場合と、また違った振り返りツアーになります。

まず、結末を選び直すということができません。

だから、また振り出しに戻ってしまって次の人生でももう一回同じことに取り組まねばならなくなります・・・。

やっと人生の途中まで来たのに、もう一度最初からやり直しとか、辛すぎるでしょう?

最初に言った通り、私たちは、眠っている時も5次元の世界に帰ってきていて、地図を確認しています。

そして、人生を終えた未来の自分、つまりあなたも、最高の人生を導いているわけです。

ですから、生きている間というのは、その導きに素直に従えばいいだけなのです。

心の声やいろんなサインやタイミング、シンクロニシティ、奇跡が、

全てパーフェクトであることを信頼していたらいいのです。

失敗やハプニングさえも、こちらから見たら予定通りなのです。

挫折も混乱も、パニックも落ち込みも全てが、新しい選択をするためのプロセスなのです。

もし、すべてをやり直したいって思うのなら、

その瞬間から、自分の心の声に耳を傾けることです。

必ず、最幸の運命の地図へと導く声が聞こえてくるはずです。」

「あなた方が、生まれてくる前に決めることは、この人生の目的と体を選ぶこと。

そして、その目的を果たすために出会う人、乗り越えるチャレンジ、

受け取るギフト、何を学ぶのかも、決めて生まれてきます。

何一つとして、無駄で無意味なことは、計画されていません。

全てが、その目的を果たすために、完璧にプログラミングされています。

全ての地図が、すべてを網羅しています。

だから、どの地図でもいいんですけど、生まれる前に決める一枚は、一番確実で、一番シンプルなものです。

一番理想に近いものを選んでくる人も多いですね。

でも、途中で気が変わることというのはよくあることでしょう?

もっといろんなことを楽しみたい・・・とか、

前世からのとても大切な約束を思い出したとかね。

人生を終えたあなたが選ぶのは、人生の広がりというか、人生をどう楽しむのかってことです。

最初に決めた地図が、あなたにとって最幸の人生だって思えることもあるし、

もっともっと多くのことを体験したり、成し遂げたりする人生を望むなら、

途中で運命の地図を選び直すこともできる。

最終的に人生を終えてからも地図を選べるわけだから、

結果的に人生を終えてから選ぶ地図があなたにとっての最幸の地図になりますね。

 

あなたが一番幸せだと思う人生を、

この地図の山の中から選び直して、重要なポイントに戻り、

他の地図の上にいるあなたをその地図の上まで導きます。

生きている自分の願いや成長具合や幸せ度合いや他の人との兼ね合いで、

途中どうしても、運命の地図を変更せざるを得ないこともあります。

その時は、その時で、また最幸の結末になるよう私たちで導きます。

つまり、人生を終えた未来のあなたが、ガイドの私と一緒に、

生きているあなたを最幸の人生へと導くというわけです。

最強のコンビではありませんか?

生きているあなたは、こうして常に最善のサポートを受けているのです。

気づいてなかったと思いますけど・・・。

そういうわけで、これから、運命の地図を選んでもらいます。

そして、それに合わせて、重要なポイントへ戻って、

二人で、この人生に奇跡を起こしていきます。」

「それじゃあ、もう一度確認するけど、

これから全く違う人生に変えちゃってもいいっていうことね?この人生を。」

「そういうことです。まずは、これまでの人生を振り返ってみましょう。

ほら、見てください、この地点であなたは、この地図の上にいたのです。」

レイはそう言うと、最初に取り出した一枚目の地図の二十歳辺りを指差した。

 

「このままこの地図の上をいくとあなたは、94歳まで生きることができます。

生まれてくる前に決めてきた道です。

もし、今あなたが、94歳まで生きるこの地図の人生を選ぶというのならば、

このまま、この地図の上を行くように自分を導いていけばいいのです。

ただ、そうなると、この人生で出会う人が変わります。」

「でももし、62歳で死んだこの運命の地図を選ぶなら、どうしたらいいの?」

「その時は、その地図に移行するための選択をするよう導きます。

この20代のあなたは、きっとその導きに従ったのでしょう。

その場面に戻って、その選択をサポートします。」

レイはそう言って、金色に輝く地図と一枚目の地図のちょうど重なるところを指差した。

「ほら、ここがその分岐点です。

働き始めて何年か経った頃でしょうか。

あなたは、出勤のバスに乗り遅れそうになりましたね。

途中で忘れ物に気づいて、家に取りに帰ろうかと迷ったけれど、

仕事に遅刻したくなかったから、忘れ物を諦めてバス停に向かいました。

それが、生まれてくる前に決めてきた最初の地図のここのところです。」

「あ、でも、あの時私、その忘れ物がすごく気になって、

走って戻れば間に合うかも、と思って取りに戻ったの。

ダッシュで。だけど、間に合わなくて。」

「そう、まさにその瞬間、あなたは、こちらの運命の地図に移行したのです。」

そう言って、レイは62歳で死んだこの人生の運命の地図を指差した。

「ほら、ここ! バスに遅れて途方にくれていたところに

部活の先輩だった旦那さんが通りがかったのでしょう?

それで、職場まで乗せてもらって、ご縁ができた。」

「そう!! そうなの! あのときバスに乗り遅れていなかったら、

主人とは結婚していなかったかもしれない。」

「最初の地図を見てください。94歳まで生きるこの地図では、あなたの旦那さんは彼ではありません。

他の方です。まだこの時は出会っていないけれど、ほら、ここにその人の名前があります。」

「あ、本当だ。でもそんな人、私知らないよ。」

「そうですね、あなたは、このバスを逃した時点で、運命の地図を移行したのですから当たり前です。

結婚する相手も違うから、もちろん子どもも違いますね。

ほら、94歳で亡くなる時に周りにいる人を見てください。

これがあなたの息子さんで、これがあなたの娘さんで、ここには、お孫さんもいます。

でもあくまでも、ずっとこの地図の上を歩いていたらの話ですけどね。」

 

私は、地図を見ながら、自分が選ばなかった世界に少し心が揺れた。

なぜなら、その世界は私にとって、まさに絵に描いたような幸せな理想の世界だったからだ。

そうか、だから一番最初にこの地図を選んだんだな。

つまり、私が生まれる前に選んだその地図は、私の「理想」の地図だったのだ。

でもなぜか不思議と、今はその理想の人生を生き直したいとは思わなかった。

 

メンタル・ライフコーチ 大津 真美

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長崎大学教育学部小学校教員養成課程(教育心理学専攻)卒業後、福岡県久留米市内の精神科病院にて心理士として一年半勤務。その後、セラピストとして10年活動しイン...

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